ファンクラブ?超高級ホストクラブ!? 初釜体験
みどたまです。はじめまして。
茶道、日本茶、中国茶、紅茶、お茶大好きの日々を綴ってみたいと思います。
どうぞ、お楽にお付き合いください。
さっそくですが、昨日、表千家茶道会館の初釜に行ってきました。
茶道を初めてもう20年近く、実は初めての参加です。
京都から宗匠方がみえてのお茶席。さぞや厳粛な雰囲気に違いないと、ちょっと緊張して出かけました。
驚いたことに、お運び(お茶やお菓子を運ぶ人)がすべて男性です。
それも、テレビで拝見したことのある宗匠方を含め、ご年配の、しかもご重鎮の男性がずらり!!
若手の方も数名いましたが、私の目はご重鎮に釘付け。
ご重鎮が、私の前にお菓子を運んできては畳に手をついて礼をし、お茶を運んできては手をついてごあいさつしてくださる。天心席(軽い食事)では、何度もお酒をつぎに回ってきて、とても優しく声をかけてくださるのです。
(席中は撮影禁止ですので、写真をお見せできないのが残念。)
緊張もほぐれ、すっかり良い気分。
周りのご年配の参加者から「あ、テレビで見た〇〇さんよ!あの方についでもらいたいわね~」「あの若い方もすてきね♡」との声が。
あれ?これって・・・。
まるでジャニーズに群がるファンと同じのりでは・・。
なるほど、宗匠方にとって、茶道の普及には生活がかかっている。
となれば、ファンサービスも必要。相撲の巡業、ジャニーズのコンサートと同じ。
初釜はファンクラブの集いだったと一人納得しての帰り際、
外に出た瞬間、打ち水をして清められた石畳と完ぺきに整えられた美しい露地が目に入った。
ん?この、完璧な心遣いは・・・
これは、単なるファンの集いではない、
日本が誇る茶道の頂点を極めた達人集団による、
超高級ホストクラブだったのか!!
だから、私はこんなにもウキウキといい気持ちになり、
また来たい、あの宗匠にまた会いたい、
お金をつぎ込んでもお茶をしていて良かったと思っている。
最高級のお道具や設えに、洗練された身のこなし。
礼を尽くして、心を尽くして、お客様をもてなす。
そう、彼らはおもてなしのプロ集団。
茶道の奥深さを改めて感じた一日でした。